環境活動
2019.07.28
2019年7月28日 アレチウリ一掃駆除作戦 報告
富士山麓の環境保全の一環として河口湖畔での特定外来植物アレチウリの駆除活動が行われています。
外来植物の実態を確認し、外来種を持ち込まないことの大切さも学びました。
期日:2019年7月28日(土)
活動場所:河口湖湖畔 1.2㎞
活動時間:9時~12時
主催:認定NPO法人富士山クラブ
協力:富士河口湖町・NPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部
参加者:30名(富士山科学研究所 安田先生、富士山レンジャー・認定NPO法人富士山クラブ18名、事務局1名、UTMFボランティアネットワーク10名)
道具:軍手、ゴミ袋
<作業内容>
・河口湖湖畔1.2㎞の範囲を駆除
アレチウリ16袋38.8kg、オオブタクサ他12袋51.3kg ※可燃ごみ3袋7.2kg
不燃ごみ1袋0.6kg(空き缶、ルアー)、その他1袋(ライター)
※オオブタクサは袋に入りきらず計量不可
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アレチウリは、その場所にもともと生えていた植物に覆い被さり枯らしたり、弱らせたりしてしまいます。そうすると、その植物を利用していた昆虫や動物などにも影響が出る可能性があるそうです。
河口湖湖畔にはアレチウリ・オオブタクサなどの繁殖が顕著で、駆除活動が行われています。
アレ ウリ は、5 月頃 から 10 月 頃 まで芽 生え の時期 で、 花は 8月 下旬頃 から 咲き始 めます。種ができ繁殖する前に駆除しなくてはいけないので、毎年、5,6,7月にこの活動は行われているそうです。
炎天下の中、熱中症に気を付けながら作業開始です。
宝探しのような気分で、アレチウリを探します。結構、大きく育っていてビックリします。
湖畔は、植物にとっては住みやすい環境です。アレチウリにとっても同じことですが、それ以外の植物とそれを求めて集まる生き物にとっては、死活問題になります。ちょうどいいバランスで生活できれば問題ないのか…と環境に関する命題が垣間見えた気がします。
駆除作業は単純ですが、想像以上に体力を使います。
7月の太陽の下では2時間の作業中、3~4回の休憩・水分補給は必須です。
河口湖の湖畔には、アレチウリの他にオオブタクサという厄介な植物もいます。
大きくなり過ぎてゴミ袋には入りません。
3時間弱の作業でしたが、たくさん気持ちの良い汗を流しました。
お疲れさまでした。
アレチウリ16袋、オオブタクサ他12袋の内の一部しか映っていません。
袋に入りきらない大量なオオブタクサは、灼熱の太陽の下、湖畔に萎れて横になっていました。
認定NPO法人富士山クラブ
第3回河口湖アレチウリ一掃作戦(富士山クラブ ブログ)